■全国一斉NO部活動デーとは?

 

 毎月10日、20日、30日

 毎月「ゼロ」のつく日は生徒も先生も部活動を休んで、部活動のあり方をゆっくり考える日にしましょう。生徒も先生も過重負担から解放されましょう。

 

 土日も部活指導で休めないという先生、今月も30連勤だという先生も、ひと月に、たったの3日間ですが、休みましょう。まずは始めてみませんか?

 

2016年は「部活動改革元年」です。

 

●全国一斉ですから同じことをしている仲間がいます。安心してください。

●あなたの学校で「ひとり」からでも始めることができます。安心してください。

●もし保護者や同僚、校長から何か言われたら、このページを印刷して渡してください。安心してください。

●提唱者である私は国や教育委員会や校長ではありませんので義務ではありません。安心してください。

●できる日だけでいいのです。ちょうどゼロのつく日が大会の場合や、大会前で

休めないという時は無理に休む必要はありません。安心してください。

 (でも可能であればNO部活動デーの「代休をとろう」と提案してみてほしいです)

■なぜ「全国一斉NO部活動デー」を提唱したのか?

 

 生徒や顧問教員の「過重負担」を少しでも軽減できればとの思いからです。

 2015年(平成27年)の暮れに、ツイッターで若い先生方が署名活動をしていることを知りました。あまりにも過酷な労働環境に置かれながら部活動の顧問として指導を続けている教員がいるので、部活動の顧問を引き受けるかどうかを選択制にしてほしいという趣旨でした。無謀とも思えましたが目から鱗が落ちました。これまで部活動の顧問を引き受けることは当たり前だと思って疑うことをしてこなかったからです。大学の教員養成の授業でも、ずっと部活動の指導はするものだと学生たちに伝えてきましたから。

 

 当たり前だと思っていたことを、そうではないのでは?と考えること

 そこから事は始まります

 

 ただし、部活動顧問の選択制は、そう簡単には実現できません。

 まずは、現場で出来ることから始めよう、休みを増やして連勤を絶つことから始めようという方略を考えました。

 

■「全国一斉NO部活動デー」の成果

 

 「全国一斉NO部活動デー」を実践した先生から、効果があったことについて報告してもらい、それを掲載する予定です。

例)一日休んだことで教科の教材研究が進み、以前より納得のいく授業が出来た

例)生徒も休みをしっかりとることで、集中して部活に参加するようになった

例)月に3回休みが増えただけでもスキルの向上にそれほど差がないことに気づいた

例)育児中の教員なので、自分の子どもと向き合う時間が増えて良かった